目次
大会長挨拶
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大会長開催ご挨拶
日本リハビリテーション連携科学学会
第8回大会長 奈良 勲
(神戸学院大学総合リハビリテーション学部長)
21世紀のわが国の社会システムは、これまでのテクノロジーを中心とした考え方から国民一人ひとりが真に自立した生活を目指すことのできる豊かな社会と環境を志向する方向へと、大きな変革を遂げようとしています。
とりわけ、世界に例を見ない速さで進む少子・高齢化のなかで、ともすれば社会的に弱い立場になりがちな高齢者や障害を有する人々が、いかに迅速かつ適正に自立した生活を獲得していくかが重要となってまいります。これらの課題は、だれもが安心できる地域社会の創造、すなわち「地域社会におけるリハビリテーションをいかに実現していくか」に集約されるといえましょう。
具体的には、@医療・福祉・年金を含む社会制度の充実、A地域での保健・医療・福祉のネットワークと総合ケア拠点の確立、B地域リハビリテーションシステムの創生、C在宅における24時間ケアを支えられる医療・福祉マンパワーの強化、D福祉用具などの生活支援機器の研究開発・供給システムの整備、Eユニバーサルデザインの普及、Fボランティア並びに住民参加活動の推進、G障害を有する人々の社会生活力・エンパワーメントの向上などの取り組みを強力に押し進め、これらを実現することにほかなりません。
この地域リハビリテーションの理念に基づく「安心できる地域社会」を創造するためには、リハビリテーションを「全人的復権」を目指した、真に総合的な取り組みとなるような社会的啓発活動が、今ここに改めて求められようとしているのではないでしょうか。そしてその中心的課題は、地域の連携をどのように構築していくかということと、地域におけるリハビリテーションの実効を支持し発展させる原動力となるリハビリテーション専門職の養成とあり方が問われていると思います。
これを受けて第8回リハビリテーション連携科学学会は、「安心できる地域社会の創造 ― 自立と参加 ―」をテーマにリハビリテーションを科学することによって、地域社会が求めるリハビリテーションサービスの課題を積極的具現化する方策を検討しその実現に向けた提言を行ってまいりたいと考えます。