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総合リハビリテーション学会の目的
本会は、総合リハビリテーション学に関する研究の推進、知識・技能の普及により、総合リハビリテーション学の発展を図り、地域住民の全人的な生活機能の向上に寄与することを目的とする。あわせて、本学総合リハビリテーション学部の学生、大学院生、卒業生及び教員の本会への参画を得ることで、この分野において有能な人材の育成に資することを目的とする。

事業内容
・会誌「神戸学院総合リハビリテーション研究」の発行
・学術集会、講演会、研修会等の開催
・学生会員への活動・研究助成
・その他本会の目的達成のために必要な事業

会員
・正会員 神戸学院大学総合リハビリテーション学部に在籍する学生、大学院生、卒業生及び教員
・特別会員 本学部にかつて籍のあった教員
・賛助会員 本会の目的に賛同する人及び目的に賛同し事業を援助する団体
・名誉会員 本会に特に功労のあった人で、役員会が正会員または特別会員の中から推薦し、評議員会で承認された人

・終身会員制度廃止のご案内
 2017年5月31日の評議員会にて終身会員制度が廃止となりました。終身会員数の先細りや卒業生・修了生と在学生との交流が無くなり在学生の学会となっていること、各年度の運営費がある程度一定化して今後も終身会費を徴収すると繰越金が増大していくことになるため、終身会員制度を廃止することになりました。終身会員制度の廃止により、卒業生・修了生がすべて会員となります。
 なお、終身会員制度の廃止に伴い、1年あたりの運営費を1000円で算出(金額は銀行振込依頼書に記載済)して、終身会費を返還(返還請求期限:2022年2月28日)することとなりました。終身会員の皆様へは、銀行振込依頼書を送付していますので、ご記入の上、ご返送ください。
※銀行振込依頼書が届いていない場合は、お問い合わせください。

会長メッセージ

岩井 信彦
  総合リハビリテーション学会、第4期(2020年4月〜)学会長の岩井(所属:理学療法学科)です。本学会は総合リハビリテーション学部が開設された1年後の2006年4月に設立されました。今年で15年目を迎えます。
  本会の主な活動は以下の4点です。
   1 学術集会、講演会、研修会等の開催
   2 会誌「神戸学院総合リハビリテーション研究」の発行
   3 学生会員への活動・研究助成
   4 その他 本会の目的達成のために必要な事業
 
総合リハビリテーション学部の学生、大学院生、卒業生及び教員らが、学術集会での発表、会誌への論文投稿、研究活動(助成)等を行うことにより、総合リハビリテーション学に関する研究を推進し、知識・技能を普及・発展させ、人々の生活機能の維持向上に寄与することを本会の目的としています。
 わが国は2007年に超高齢社会に突入し、高齢化率は益々上昇しています。その対策として「地域包括ケアシステム」の構築が国策として進められています。「地域包括システム」とは住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に生活圏で受けることができるシステムのことで、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができることを目指しています。
 リハビリテーション活動は医療的な介入や社会的な支援といった多角的な視野で展開されることがその特徴です。総合リハビリテーション学とは多くの専門家がその専門知識や技術を駆使し、協働して対象者とその家族に健全な社会生活を再び営んでもらうことを目的とした知識・技術体系です。従って総合リハビリテーション学は「地域包括ケアシステム」の構築に大いに寄与できる学問体系と言えるでしょう。
 本学会も開設後15年目になり、益々の発展を期していました。しかし、2020年1月頃から中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症は瞬く間に全世界に広がり、本邦でも4月に緊急事態宣言が発出、5月には解除され、一旦は収束するかに見えましたが、7月に入り再び感染者が増加し、第二波といわれています。新型コロナウイルス感染症はまだまだ終息が見えず、ここ1、2年は“ウィズコロナ”すなわち感染を予防する生活様式いわゆる“3密”(密閉、密集、密接)を避ける生活が求められています。
 このような状況下、研究活動や学会・研修会の開催は困難を極めています。しかし学生、大学院生、卒業生、教員(OB教員含む)が一丸となってこの困難に打ち勝ち、総合リハビリテーション学の発展を志向し、本会を盛り上げていきたいと考えています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

中川 昭夫

 総合リハビリテーション学会の第3期(2016年4月〜)学会長を務めさせていただいている中川昭夫です。
 総合リハビリテーション学部が2005年4月に開設され、1年後の2006年4月から総合リハビリテーション学会が設立されました。当初は、まだ、卒業生もいない段階でのスタートで在学生と教員による組織であったこともあり、通常の学部、学科での教育でカバーすることができない学部共通の課題に関する講演や、卒業後に各職場で専門職としてそれぞれが参加するであろう学会の雰囲気を、在学中から経験してもらうための学術大会、学術刊行物としての雑誌の刊行、講義などとは異なる活動などを活性化するための方法としての助成金支給など、各種の行動の柱を立てて活動を継続してきました。学術大会では、研究発表や活動発表が行われ、そこでは、研究などを論理的に考え、それを、異なる分野の学生や教員などにも報告するという必要から、よいトレーニングにもなってきました。これらの活動も、通常の学生生活に変化を与え、総合リハビリテーション学部としての学びを広げるものとして、有意義なものとなっています。
 学部と学会の立ち上げ期を支える学会活動も、その後、卒業生も増加し、当初の在学生だけを対象としていた時期を経過し、2017年4月現在は卒業生も9期生を数えるまでになってきて、在学生よりも卒業生の方が多くなってきています。したがって、その活動内容も、現在の状態に合わせた方向に変化させることを検討しなければならない時期に入ってきたと感じています。学術大会における一般発表でも、一部、卒業生が発表しているケースはありますが、まだ、本格的に継続して発表されるような体制までには至っていません。今後は、卒業生の研究発表や論文投稿の受け皿となることもできると考えています。
 学会も、在学生と卒業生、さらには、卒業生が勤務する地域の施設や企業と在学生を結ぶ窓口としての役割を果たすことが可能な下地ができてきました。それを有効に機能させるためには、組織についても、また、会員構成についても、現状に合わせて最適化していく必要があるものと考えます。
 学会の設立の趣旨、取り組むべき姿勢などは、第1代、第2代の会長が書かれているとおりでありますが、学会の活動をさらに充実させて、将来に向かって発展できるように、皆さんの力を結集していきたいと考えています。

高見 正利

 総合リハビリテーション学会の第2期(2012年5月〜)学会長を務めさせていただく高見正利です。
 本学会は、初代学部長を務められた奈良勲元教授(現名誉会員)を会長として発足しました。奈良先生は、2005年から2012年までの長きに亘り、リハビリテーション領域の研究、教育、実践活動を導いてこられたのですが、ヘミングウェイを髣髴させる風貌とユーモアあるお人柄により、私どもは大いに魅せられ、安心して活動に専念することができました。ここに敬愛の気持ちを込めて、深く感謝を申し上げます。
 不肖ながら私、偉大なる前会長の後を引き受け、恐縮至極ではありますが、これからも一層、会員サービスの向上と合理的運営を行い、多くのエキスパートを育てて社会貢献を進めていくよう努力する所存であります。よろしくご指導のほどお願い致します。
 本会の目的は「総合リハビリテーション学に関する研究の推進、知識・技能の普及により、総合リハビリテーション学の発展を図り、地域住民の全人的な生活機能の向上に寄与すること」と「有能な人材の育成」であります。様々な状況下でも適切な行動ができる人材をめざすわけですが、それには知識のほかに思考力が欠かせません。本学会はそのトレーニングの場を提供しています。  思考には論理性が必要です。論理性とは難しいことを単純かつわかりやすくすることです。伝える相手は納得しやすくなって協調につながります。一方、内容に短絡があったり、つじつまが合わなかったりすると、考えが粗雑となって思考停止になりがちです。納得してもらうためには証拠が必要です。証拠には客観性が求められ、定量化という作業も伴います。
 ただ、現実の社会には定量化が困難な問題も多くあります。法則性を見つけようとしても、人は自由意志をもつために非合理な行動をとるからです。合理的に動いたとしても、目的あるいは価値に合理的と、全く異なった意思が働きます。そのため人の営みである社会現象には科学的認識が成り立ちにくく、ともすれば自然科学系の人はこの分野を疎んじることになってしまいます。
 しかし、自然科学は社会科学の課題も含んでいます。医療では病気を治すだけでなく、QOLを高めることを目指しているでしょう。クローン技術に対する倫理的問題や原発被害への対応など、条件で判断が分かれる問題も増えています。現代社会では、社会科学の深化と自然科学を含めた双方への理解がより一層求められているのです。
 わが学部は全国的に珍しい文理融合の学部です。日常、医療リハ学科および社会リハ学科の立場によって認識や思考法が異なることを経験します。しかし、視点を変えれば、この違いがお互いを刺激して活動を高めることになる有利な環境にあるといえます。医療と福祉の効果的な連携のためにも、大いに議論をし認識を深めましょう。

初代会長メッセージ

奈良 勲
総合リハビリテーション学部は、神戸学院大学の7番目の学部として、2005年4月に開設されました。本学部は、医療リハビリテーション学科として、理学療法学専攻(理学療法士の育成:定員40名)、作業療法学専攻(作業療法士の育成:定員40名)、社会リハビリテーション学科(社会福祉士および精神保健福祉士の育成:定員120名)の二つの学科から構成されております。
本学部の名称を総合リハビリテーション学部としたのは、いわゆる、リハビリテーション活動にとって、医療的介入および社会的支援といった双方の総合的なアプローチが不可欠となるからです。つまり、医療的側面から病気や怪我に起因する傷害・障害などに対する治療的介入を行ない、心身の機能や活動の改善を図ると同時に、対象者の方々が住みなれた地域で人間らしい社会生活を営めるように福祉的、精神的側面から支援する必要性があるからです。
リハビリテーション、rehabilitationということば自体の意味は、再適合となります。しかし、人間を含む生き物は、生きてゆくために、常に自然環境に順応・適応する必然性があります。なかでも、人間は、古来より自らが創りあげてきた諸々の文化、街、制度などの複雑な社会環境に適応してきた結果、人類として生存し続けているのです。したがいまして、リハビリテーションの意味を「再(連続的な)適応」と拡大解釈するのがより妥当だと考えられます。
仮に個人が健康な状態で誕生しても、心身が発育・発達し、そして、加齢によって退行現象が生じて変化します。また、自然・社会環境も時代とともに変化します。変化する人間が変化する環境下で生きてゆくための適応行動は、再(re)を付けないハビリテーション、habilitationとなります。とすれば、人間は、健康であったとしても、誰もがハビリテーションの対象になるといえます。
しかしながら、一時的であれ大小を問わず、傷害・障害を来たし、そのままの状態では、社会生活を送ることが困難になることがあります。そのような場合には、上記のごとく、医療的介入・社会的支援を包括した総合リハビリテーション活動によって再度人間らしい社会生活を取り戻すことが必須となります。
このような観点から『総合リハビリテーション学会』では、学生・大学院生・卒業生および教員などが共同して研究開発を推進し、総合リハビリテーション学の発展を志向して地域住民の保健・医療・福祉に寄与すべく努めています。

 

学会会則 学会会則

(名称)
第1条 本会は、神戸学院大学総合リハビリテーション学会と称する。
(事務所)
第2条 本会は、事務局を神戸市西区伊川谷町有瀬518 神戸学院大学総合リハビリテーション学部内に置く。
(目的)
第3条 本会は、総合リハビリテーション学に関する研究の推進、知識・技能の普及により、総合リハビリテーション学の発展を図り、地域住民の全人的な生活機能の向上に寄与することを目的とする。あわせて、本学総合リハビリテーション学部の学生及び卒業生の本会への参画を得ることで、この分野において有能な人材の育成に資することを目的とする。
(事業)
第4条 本会は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
(1) 学術集会、研修会等の開催
(2) 学術出版物の発行
(3) 会員による研究への助成
(4) その他前条の目的を達成するために必要な事業
(会員)
第5条 本会は、次の会員をもって組織する。
(1) 正会員 神戸学院大学総合リハビリテーション学部及び大学院に在籍する学生並びに卒業生・修了生及び教員
(2) 特別会員 本学部にかつて籍のあった教員
(3) 賛助会員 本会の目的に賛同する人及び目的に賛同し事業を援助する団体
(4) 名誉会員 本会に特に功労のあった人で、役員会が正会員又は特別会員の中から推薦し、評議員会で承認された人。
(会員の義務及び権利)
第6条 会員は、会則第3条の目的に沿って、本会の事業に協力しなければならない。
2 正会員及び特別会員は、所定の入会金及び会費を納入しなければならない。
3 会員は、氏名、住所等に変更があったときには、すみやかに事務局に報告しなければならない。
4 会員は、学術集会等に参加できる。
(会費)
第7条 会員は、次に定める会費を納入しなければならない。ただし、特別会員及び名誉会員はのぞく。
(1)正会員          年額 2,000円(入会金 1,000円)
(2)賛助会員        個人年額 2,000円 団体年額 20,000円
2 正会員のうち学生については、入学手続き時に入会金及び1年分の会費を納入する。次年度からは、卒業年度まで毎年前期授業料納入時に1年分の会費を納入する。
3 正会員のうち卒業生・修了生については、会費は徴収しない。
4 正会員のうち卒業生で大学院入学生については、入会金は徴収しない。
(会費の不返還)
第8条 すでに徴収された会費は、原則として返還されない。ただし、役員会で認められた場合は例外とし、その方法は審議により決定する。
(免除)
第9条 会費の免除の取り扱いは、原則としてないものとする。
(役員)
第10条 本会に会長、副会長、幹事及び監事を置く。役員は、役員会を構成する。
(1) 会長   1名(教員又は卒業生・修了生の中から役員会で互選)
(2) 副会長  2名(内学生1名)
(3) 幹事 10数名(内各学年から学生1名、計4名、卒業生・修了生から若干名)
(4) 監事   2名(内学生1名)
(役員の選任及び任期)
第11条 会長以外の役員は会長が評議員の中から指名し、評議員会の承認を得る。
2 役員の任期は2年とする。ただし、再任は妨げない。
3 学生役員は学部在籍期間とする。
4 欠員補充のために選任された人については、前任者の残任期間とする。
5 役員は任期終了後も次期役員が決まるまでは、なおその職務にあるものとする。
(役員の職責)
第12条 役員の職責を次のとおりとする。
(1) 会長は、本会を代表し、会務を総括する。
(2) 副会長は、会長を補佐し、会務を掌る。    会長に事故あるときには、会長の職務を代行する。
(3) 幹事は、会長及び副会長を補佐し、本会の事業の実施にあたる。
(4) 監事は、本会の会務及び経理を監査する。
2 幹事は、本会の事業の実施において必要があれば、会長の同意を得て会員をもって各種委員会を組織することができる。
(評議員)
第13条 本会に35名以内の評議員を置く。評議員は、本会運営上の審議機関たる評議員会を構成する。
2 評議員は、正会員、特別会員の中から役員が推薦し、評議員会の承認を得る。
3 評議員は、役員(14名)の他、教員9名、学生8名、外部者4名とする。
4 評議員の任期は2年とし、再任を妨げない。ただし、学生評議員は学部在籍期間とする。  
(委員会等)
第14条 本会に紀要編集委員会、大会運営委員会およびホームページ委員を置く。
2 紀要編集委員は、委員6名とし、内1名を委員長する。
3 大会運営委員は、委員4名とし、内1名を委員長(大会長)とする。
4 ホームページ委員は1名とする。
(会計年度)
第15条 本会の会計年度は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
(事業・会計報告)
第16条 会長は、毎年会計年度終了後にすみやかに前年度の事業・会計報告を行い、評議員会の審議をうけ、承認を得なければならない。
(会則の改正)
第17条 本会則の改正は、評議員会の決議によってこれを行う。ただし、この決議は出席者の3分の2以上の賛成を必要とする。 附則
この会則は、2006年4月1日から施行する。
附則
この会則は、2011年5月25日から施行し、2011年4月1日から適用する。
附則
この会則は、2012年5月30日から施行し、2012年4月1日から適用する。
附則
この会則は、2013年5月22日から施行し、2013年4月1日から適用する。
附則
1 この会則は、2017年5月31日から施行し、2017年4月1日から適用する。
2 終身会員制度の廃止に伴い、既納の終身会費の返還については、2017年5月31日評議員会の決議に基づき行うものとする。

 

役員一覧 役員一覧

2021年度  神戸学院大学総合リハビリテーション学会 役員および評議員
1.役員
 会長     岩井 信彦
 副会長    坂田 憲二郎  村上 稜太
 幹事     春藤 久人   西垣 千春
        大庭 潤平   脇田 吉隆   尾嵜 遠見
        近藤 瑞樹   曽我 千尋   久田 直樹   橋本 美咲
  監事    糟谷 佐紀   山内 魁人

2.評議員 上記1の役員(14名)と以下の21名とする
         小坂 享子   坂井 一雄  備酒 信彦   藤原 瑞穂
         古田 恒輔   村尾  浩  宮崎 清恵   森本 陽介
         加藤 雅子
         上村 龍世   田中 三咲  藤尾 知美    田嶋 晃英
         當銘 竜基   真弓 かや   朝日 雅稔    一ノ瀬 仁美
 (学外)
         北村 沙織理 (神戸学院大学)
         服部 愛  (パシフィックサプライ株式会社)
         久保 宏紀 (伊丹恒生脳神経外科病院)
         安藤  悠 (総合リハビリテーションセンター)

2021年度  神戸学院大学総合リハビリテーション学会 委員会委員
1.紀要編集委員会
  委員長  阪井 一雄
  委員   坂本 年将   森本 陽介   尾嵜 遠見   西垣 千春   川本 健太郎

2.学術大会運営委員会
  委員長  松原 貴子
  委員   森本 陽介   阪井 一雄   川本 健太郎

3.ホームページ
  委員   下 和弘