総合リハビリテーション学研究科 修士課程
教員紹介

 研究の分野と内容      TEL:078-974-1551 (内線3920)
相澤 譲治  教授
テーマ:障がい者福祉の理論と思想
障がいに関する歴史的社会的展開をふまえた我が国の障がい者福祉の理論と思想について研究する。
特に、ノーマライゼーションの日本的展開や障がい者福祉施設におけるケアワーク実践の諸課題を研究する。

奥  英久  教授
(1)福祉用具の研究・開発・評価
主に、体不自由者・視覚障害者・聴覚障害者におけるコミュニケーション障害を支援する福祉用具とシステムについて、研究しています。
(2)福祉用具に関する教育支援
工学や技術を専門としない社会福祉系の学生に、福祉用具の基本的事項や取り扱いなどに関する、効果的な教育方法について、研究しています。
(3)高等教育における障害学生支援
障害のある学生が高等教育を受ける場合の配慮事項や評価方法などについて、研究しています。

高間  満  教授
わが国は21世紀に入って格差が拡大し、さらに世界同時不況により大貧困社会に突入しています。こうしたなかで国民生活の「最後の砦」である生活保護の役割は、ますます増大しています。本演習では、このような役割を担う生活保護制度の生成発展過程、そしてワークフェア潮流にある現在の制度的課題について研究します。

高見 正利  教授
・福祉機器の開発・改良(歩行補助具・リフトなどの移動・移乗機器、褥瘡防止マット、入浴・排泄用具、福祉機器情報提供システム)
・バリアフリー環境の研究(車いす走行路面の振動研究、段差解消スロープ・転倒防止マットの開発)
・計測・評価システムの開発と動作分析(車いす走行特性、高齢者や障害者の歩行・動作)

西垣 千春  教授
地域の中で生活をしている人々が何らかの支援を必要とするとき、的確にサービスにつながることが大切である。現状では、情報提供、サービス内容、枠組みとしての制度等に多くの課題がある。行政や施設などと連携しながら、実態把握を行ない、問題点を明らかにし、解決策を考え、実行に移し、評価する研究を行っている。

宮崎 清恵  教授
医療ソーシャルワークの実践理論及び実践モデルの開発が研究テーマである。具体的に現在取り組んでいるのは、周産期・新生児医療領域における、極低出生体重児へのソーシャルワーク実践モデルの開発である。研究方法は、事例研究、グラウンデッド・セオリーなどの質的研究と、実態調査による量的研究の両方を使用している。

小坂 享子  准教授
・福祉と医療への社会学的接近
・医療福祉運営管理
・組織文化

阪田憲二郎  准教授
おもな研究テーマは、「福祉援助職のメンタルヘルスの現状及び事業者によるメンタルヘルス対策に関する研究」です。兵庫県下の社会福祉士や施設管理者へのアンケート調査を通して、メンタルヘルス上の問題から休職・退職する福祉援助職員の把握や施設側が適切な労働環境を整備するための条件、メンタルヘルス対策のあり方などを検討し、具体策を提言していく予定です。

高梨  薫   教授
福祉施策はいろいろなデータをもとに計画され実施されます。そのため調査によるデータ収集とその分析はきちんとした手続きを踏まえ信頼できる結果が求められます。それには専門的な知識や技術が必要です。私はこれまで高齢者や家族の抱える生活問題について、調査によって得られたデータをもとに研究を続けています。

藤井 博志  教授
研究テーマ「地域福祉の構造的把握・日本におけるコミュニティワーカー養成教育の体系化」
地域福祉の構成要素としての住民参加、地域ケアシステム、地域福祉資開発、計画運営などの諸要素の個別研究と構造化研究。及びその組織者としてのコミュニティワーカー養成方法の研究。

糟谷 佐紀  准教授
住環境整備、街づくりという視点から、高齢者、障害者の生活を考えている。法制度も整いはじめ、環境は良くなってきているが、問題点はまだ残されている。最近は重度高齢者の外出支援にに関わる中で、街の環境整備の重要性はもとより、外出先の施設、交通、観光業に携わる人々の接遇スキルアップの必要性に着目している。

脇田 吉隆  准教授
憲法学・法学における研究・教育において、日常社会におこる「否定的現象」に「怒り」それを克服する「不断の努力」を「励まし」、「すべての人が平和な社会で自由に豊かに幸せに暮らせる社会」を実現するための、『怒りと励ましの憲法学』をめざしている。研究テーマは「憲法学・法学教育方法論」と「えん罪犠牲者の社会復帰と権利実現」である。

栢原 哲郎  教授
脳には色々な働きがある。我々はそのもとになる基本的な神経回路(網)を、神経解剖学的な手法を用いて明らかにしてきた。現在、我々は随意運動の調整系である赤核脊髄路が発生学的にどのように形成されるのかを明らかにするために実験を続けている。我々は神経回路を自分自身の眼で、直接観察する事にこだわる。

春藤 久人  教授
1.薬理学一般 免疫抑制薬の副作用発現に関する研究を行っています。現在おもに、分裂酵母をモデル生物として用いて、免疫抑制薬の副作用に関連する遺伝子を同定し、その遺伝子産物の機能について解析を行っています。
2.遺伝子多型に関する研究 遺伝子多型性と身体能力との関連性について解析しています。

中川 昭夫  教授
義肢装具や福祉機器、リハビリテーション機器の研究開発をめざして、エンジニアの立場から生体力学、動作分析装置やセンサーによる動作解析などを手掛けている。臨床において実用的な機器とするために、臨床における知見を機器開発に反映できるよう、MD、PT、OT、及び使用者とのチームアプローチを進めている。

古川  宏  教授
1.筋電義手の普及に関する研究
2.切断端の断端管理特に抗菌・消臭に関する研究
3.小児切断・先天奇型児の義手およびADLの研究
4.身体障害者の作業療法
5.福祉用具の臨床使用の研究

古田 恒輔  教授
専門分野は福祉用具、福祉機器、住宅改修などです。人の暮らしの中で多くの道具が人々の生活を支えています。福祉用具は生活を支援する道具との立場から、「福祉用具の開発」と人と道具と暮らしを結びつける「使いこなしの技」や「利用状況調査」の研究をしています。
http://www.kobegakuin.ac.jp/gakuho-net/infocus_200710/index.html

前田  潔  教授
高齢者のメンタルヘルス、認知症、中高年のうつ病性障害などを対象に臨床研究、地域医療福祉の連携などをテーマに研究をしています。認知症に対する非薬物的介入研究、中高年のうつ病性障害と認知症の発症、軽度認知障害とその認知症への移行、若年性認知症のリハビリなどの研究も行う予定です。

松尾 雅文  教授
デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、最も頻度が高く、また重篤な進行性筋萎縮を呈する遺伝性筋疾患です。この病気の遺伝子診断並びに治療に関する研究を行っています。特に、有効なリハビリテーション法の確立は、筋力低下による運動機能障害を改善し、生命の予後も大きく改善するものと期待されます。遺伝子診断等の結果を総合して、国際標準となりうる筋ジストロフィーの理学療法策を神戸の地から発信できればと考えています。

村尾  浩  教授
世界保険機構(WHO)によれば、医学は@健康増進の医学、A予防医学、B治療医学、Cリハビリテーション(リハ)医学の4相に分類されている。健やかな人生に寄与するには、4医学とも重要である。治療医学である整形外科とリハ医学が専門で、特に骨・関節疾患や回復期リハや廃用症候群に関する研究を行っている。

坂本 年将  准教授
「学習と記憶」をテーマに、脳科学的、認知科学的研究を行っています。現在取り組んでいる研究課題としては、1)運動パターンの習得(運動学習)とそれに伴う脳活動の変化、2)行動パターンの習得(習慣形成)の認知行動学的メカニズムなどがあります。理学療法などのリハビリテーション・アプローチへの応用を探ります。

備酒 伸彦  教授
・高齢者リハビリテーション
・高齢者ケア
・福祉教育

藤原 瑞穂  准教授
・高齢者と作業
・作業療法学教育

細谷  実  准教授
頸髄損傷者の日常生活活動について

岩井 信彦  准教授
・理学療法部門の管理、運営に関すること
・リハビリテーション関連職種間の連携に関すること
・理学療法の検査、測定、評価に関すること

大庭 潤平  講師
主に身体障害を持ち日常生活や社会生活を営む方法の支援方法(動作分析・義肢・環境調整・社会資源)について研究しています。最近は、上肢切断者の生活調査、筋電義手や能動義手の研究について取り組んでいます。新しい可能性、自信、新しいことに挑戦する「心」を育むことのできる作業療法について考えています。

小嶋  功  講師
補装具(義肢、装具、車いす、歩行補助具等)の研究・開発、使用実態およびエビデンスに着目して最終的にいかにQOLの向上に寄与するかをテーマにしている。身体機能評価、バイオメカニクスを活用した分析による効果判定を行っている。また、片麻痺者の体幹機能評価や歩行自立度判定に関する臨床評価を行っている。

加藤 雅子  講師
・発達障害に対する発達支援、生活支援(キーワード:発達障害、脳性麻痺、発達支援、生活支援)
・医療と倫理、法

塚原 正志  講師
身体障害・老年期領域の病院・施設で臨床を行ってきたため、身体障害領域では主に運動失調症の機能評価・治療に関する研究を、老年期領域では、地域リハビリテーションにおける関係職との連携や家族支援(福祉用具適合など環境整備も含む)について、調査・研究を行っている。

山本 大誠  講師
精神および心理領域の運動療法・身体運動を主なテーマに研究を行っています。 からだを通した心身の統合と健康増進について、質的に捉え量的に解析 して新 たな身体運動の可能性を探求します。