高見正利(タカミ マサトシ) 1949年2月生まれ
所属: 総合リハビリテーション学部
社会リハビリテーション学科 職名: 教授
学歴・取得学位
信州大学 工学部電気工学科 1971年(卒業)
信州大学大学院 工学研究科修士課程 1973年(修了)
修士(工学)取得 1973年 (信州大学工学部)
博士(医学)取得 1994年 (信州大学医学部)
職歴
1973-1977 富士通株式会社(部品技術部技術課)
1977-2001 長野県厚生連鹿教湯病院(鹿教湯総合リハビリテーション研究所、主任研究員)
2001-2005 岡山理科大学(工学部福祉システム工学科)教授
2005- 神戸学院大学総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科教授
専攻分野
福祉システム工学、人間工学、生体力学、電気・電子工学、計測工学
所属学会・協会
日本リハビリテーション医学会、バイオメカニズム学会、日本人間工学会、日本義肢装具学会、国際義肢装具連盟、日本リハビリテーション工学協会、日本生活支援学会
研究室の紹介
障害者や高齢者が自立した生活を営むためには、自由に移動できることが不可欠な要素です。このためには、ベッドから車椅子などへの乗り移り(移乗)、室内の移動 、屋外での移動を支援する機器が必要になります。重度な障害者や高齢者の介助および介護においては、介助者の負担軽減をはかることも必要です。本研究室では 、これらに必要となる様々な移動・移乗機器および介護機器について、研究と開発を行っています。
研究テーマ: 移動範囲の拡大(移動のバリアをなくそう)
l ベッド周辺から遠距離・不整地までの、身障者・高齢者用移乗・移動機器の実現
l 身体状況と運動機能に適合する姿勢保持、駆動、操作システムの開発と効果的利用法の研究
課 題
l 福祉機器の開発(移動・移乗機器、褥瘡防止マット、福祉機器情報提供システム)
l 動作分析(高齢者や障害者の歩行・動作)
l 計測・評価システムの開発(車いす走行路面の特性評価、歩行分析、筋電計測)
実 績
l 歩行分析システムの開発
l プラスチック製短下肢装具の改良
l 片麻痺歩行等歩行障害者の動作分析
l 形状記憶合金を用いた上肢装具の開発(共同開発)
l 車いす用雪上車の開発と改良(共同開発)
l 背ずれ防止療養ベッドの開発(共同開発)
l マルチメディアを用いた福祉機器情報提供ソフトの開発
l 電動車いすに関する研究
² シミュレータの開発
² 走行路評価用インテリジェント電動車いすの開発
² 操作用ジョイスティックの開発(共同開発)
l 生体信号を利用したマンマシンインターフェースの開発
² 筋電義手用訓練ソフトの開発
l 体圧分散マットの開発と評価
主たる論文・著書
l 臨床歩行分析入門 医歯薬出版(単行本、共著、1989)
l Application of a shape memory alloy to hand splinting. Prothetics And Orthotics International,Vol.16,No.1(学術雑誌、1992)
l リハビリテーション医学全書14 脳卒中・その他の片麻痺(第2版) 医歯薬出版(単行本、共著、1994)
l リハビリテーション医学レビュー1・2 三輪書店(単行本、共著、1994)
l 運動療法マニュアル 医歯薬出版(単行本、共著、1999)
l 社会リハビリテーション論 三輪書店(単行本、共著、2005/01)
社会活動
・長野県地域リハビリテーション研究会会員(1990-1991)
・長野県委託モデル事業「在宅要援護老人等に関する意識実態調査」受託・実施(1993-1994)
・長野県坂城町「テクノハート坂城協同組合」専門委員(1996-1999)
・長野オリンピック冬季競技大会用「車いす雪上車」の開発と観客輸送への貢献(1999)
・2級ヘルパー養成講座等講師を経験
・バイオメカニズム学会理事(2000-2004)
・岡山県福祉機器研究会顧問(2001-2005)
・岡山県ハートフルビジネスおかやま会員(現)
その他
技術の普及と教育により住みやすい社会作りに貢献したい。福祉住環境コーディネータ2級合格。