ご挨拶
松尾雅文研究室では、現在デュシェンヌ型筋ジストロフィーの確立を主に、分子生物学的手法を駆使したトランスレーショナルリサーチを行っています。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、小児発症の進行性筋萎縮症で有効な治療法はありません。私達が提唱したDMDに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたエクソンスキッピング誘導治療は最も有望なDMD治療として世界から大きく注目されています。
私達が開発してきましたジストロフィン遺伝子のエクソン45をスキップさせるENA核酸を用いたアンチセンスオリゴヌクレオチドも臨床治験のフェーズⅠ/Ⅱの段階に到達しました。
ジストロフィン遺伝子は、その異常によりDMDを惹起しますが、その詳細な機能は不明です。現在当研究室では、ジストロフィン遺伝子に秘められた謎を解明すべく、その転写産物の焦点をおいた研究をしています。
また、DMDのより一層有効な治療法の確立のため、日本医療研究開発機構(AMED)より研究費を頂き、新たな治療法の確立にチャレンジしています。
ニュース
松尾雅文の活動をニュースとして記します。その他、デュシェンヌ型筋ジストロフィー全般に関することは、Facebookを見て下さい。
- MatsuoらがMyology2016(2016.3.14-18,Lyon,France)で
「A new antisense oligonucleotide composed of RNA/ENA chimera (A085) against dystrophin exon 45 significantly increased six-minute walk distance in Duchenne muscular dystrophy」を発表 - Matsuoは、AsiaTide2016(2016.2.24-26,Kyoto)で
「Exon-skipping Therapy Advancing Oligonucleotide Drug Development」をKeynote Presentationとして講演
お知らせ(デュシェンヌ型筋ジストロフィーに関する情報提供です)
ホームページを公開しました。 NEW | |
ハッピースマイルクラブの総会(2016.3.13)終了 | |
神戸大学でエクソンスキッピング誘導治療治験開始(2016.2.) |
松尾雅文略歴
昭和47年3月 | 神戸大学医学部卒業 |
平成4年8月 | 神戸大学医学部附属医学研究国際交流センター教授 |
平成15年4月 | 神戸大学大学院医学系研究科成育医学講座小児科学分野教授 |
平成23年3月 | 神戸大学名誉教授 |
平成23年4月 | 神戸学院大学総合リハビリテーション学部教授 |
松尾雅文研究室
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